11 posts tagged “google”
Digital Garage は、6月15日からクロアチアで開催される Creative Commons の国際カンファレンス、iCommons Summit の プラチナ・スポンサーになりました。御参考まで、IBMはシルバー・スポンサー、Google はブロンズ・スポンサーです。時価総額とは逆順なところが、Commons らしい、でしょうか。 :-)
本日、同僚 E 氏の紹介で、シリコンバレーのベンチャーキャピタル (VC) 業界と近いところで仕事をされている方から、興味深いお話を伺った。シリコンバレーで US$ 100 million 程度のベンチャー・ファンドを立てると、ライバルがVC だけでなく、ストック・オプション売却益を利用しエンジェル投資家になった元 Google 社員個人であるケースが出て来た為、VC は桁数を増やしてファンドを設立する必要に迫られつつある、と。事実、VC が増資参加機会を逃し、Google 元社員だけで資金調達が完了してしまう事例が、初期のエンジェル・ラウンド以降の増資段階でも出て来ている模様。シリコンバレーでは、これまでもベンチャー企業で成功した人のノウハウ・資金が、同地域で還流する仕組みが出来ていた訳だが、Google の成功により、その流れが巨大なうねりとなり、VC をも飲み込み始めたという事なのでしょう。純粋な Financial Investor の資金と比較し、エンジェルが起業家を信じて投ずるマネーは強い「意思」をも持つ訳なので、Google OB/OG 達には、この分野でも是非活躍して頂き度いと思います。
最近クチコミ・ビジネス系の会合に参加する事が多いのだが、気になるのは、「クチコミ・マーケティングを成功させる為に、早期に有名ブロガーを束ねないと」という主旨の発言をするマーケ、セールス担当の方が散見される事。ブログ・ビジネスの世界に長い方ならどなたでも良く理解している事だが、有名ブロガーになればなるほど、「束ねられる」等という表現からは遠い世界で自由に活動している。発想力・創造力が非凡で、自律的に発言・行動出来るからこそのアルファ・ブロガーなので、外部からの力で集められるという事は、あり得ない。グループ化する場合でも、Onedari Boys の様に相互信頼をブログを通じた On/Off のコミュニケーションで十分に築いた仲間同士で、緩やかに集合するのみで、第三者により恣意的に集められるネットワークは、このビジネス領域では脆弱である。Neoteny での Six Apart 社への投資、そしてその後の Google 就業体験を通じて確信を強めたのだが、この世界では技術的にも、ユーサビリティ的にも「圧倒的」(これが重要。多少リードしている、という程度ではダメ。)に良いものを、スピードを上げて各国のユーザーのニーズに沿って開発出来れば、大きな金額をかけた キャンペーン等打つ事無しに、強力なクチコミ起点となる初期ユーザーは自然に集まる。最近の Twitter サービスでの日本国内ユーザーの増え方等を見ていても、それを強く感じる。全く宣伝等も無いし、米国製で日本語対応は弱い新アプリだが、ネットのクチコミで急速にユーザーが増えている。以前 Orkut が十分な日本語化を行う前に mixi が登場し成功した様に、Twitter もまた日本市場対応スピードを上げないと、国内で Twitter の良い部分だけを真似するサービスは必ず登場してくる事だろう。クチコミ・ビジネスモデルは、簡単に国境・言語を越えるが、本格サービス立ち上げの為には国内の潜在ニーズを見極めたカスタマイズのタイミングやスピードが極めて重要だ。そして、その潜在ニーズに最も敏感なのが、著名ブロガー。彼らのニーズに響くサービスの早期提供こそが、第一義、となる。ブログ界隈のビジネスが注目されている今だからこそ、謙虚に基本に立ち返る事が大切だと思う、今日このごろ。
1週間の Bay Area 取材を敢行した BlogTV Bay Area 編、9日放映分、16日放映分がそれぞれ YouTube にアップロードされています。MXTV での放映を見逃した方、MXTV を視聴出来ない地域の方、是非ネットで御覧下さい。(MXTV は、BlogTV に関しては Creative Commons ライセンスにて YouTube にオフィシャル・アップロードしている珍しい TV 局ですので、御安心を。)Bay Area で活躍している日本人コンサル、エンジニアの皆さん(渡辺さん、奥井さん、江島さん、宮川さん)、活気あふれる Silicon Valley (Google, LinkedIn, Etology) / SOMA (South Of MArket - Technorati, SixApart) 地区ベンチャー企業各社の「イマ」が Peacedelic の Mac 使いの方々により、うまく編集されています。(お忙しい中、取材に御協力頂いた皆様、本当に有り難うございました。)
梅田さんのブログの最新エントリー、「最高に嬉しいアナウンス: Rich Chen (ex-Google)のはてな参画」。なんと Rich は、はてなの人になっていたのですね。はてなと Silicon Valley をつなぐ触媒として、Rich 以上の人はなかなか見つからないでしょう。元 Google 同僚としても、嬉しいニュースでした。先週は JTPA のイベント@San Jose に参加しましたが、次回 Bay Area 出張時には、はてなにも行ってみよう。
BlogTV の撮影クルーが、北海道(札幌)、神奈川県(慶応藤沢キャンパス)、スペイン(マドリッド)を経て、ついにネット・ビジネスのメッカ、San Francisco Bay Area への突撃取材を先週敢行しました。各所から御協力を頂いて(急なお願いにもかかわらず、有難うございました!)、わずか5日間でかなりの数のホットな方々をカバー出来た様です。放映は3月(毎週金曜日午後10時から MXTV。YouTube にも Upload 予定。)ですが、予告編はこちらの BlogTV 公式サイトでどうぞ。
この予告編を見るだけでも、LinkedIn 創業者の Reid Hoffman、Technorati の David Sifry CEO、Six Apart 創業者の Ben & Mena(と愛犬)、日本人で Silicon Valley に渡ったキレ者エンジニアの奥井さんが登場、西海岸の事業創造エネルギーが伝わって来ますね。この他にも、先日の NHK スペシャルでも踏み込めなかった Google Mountain View 本社社屋深部へカメラが潜入(Google Japan の皆様、御協力有難うございました!)、JTPA の渡辺千賀さんにも出演頂く等、貴重な映像が多々あります。Director & 撮影のフジヤスさん、コーディネーターの Fumi さん(ペイエリア取材のエントリーはこちらで)、御苦労様でした!これから膨大な量の撮影テープを Mac で編集、大変でしょうが頑張って下さい、Peacedelic の皆様。
ということで、既にお気づきの方も多いかと思いますが、Technorati Japan 検索にも、Google の検索連動広告、AdSense for Search (AFS) が表示される様になりました。詳しくは、Google Japan Blog にて。当方的には、なんだかじわっと嬉しい事業提携、です。
Google の YouTube 買収関連の記事を追っていたら、MarketWattch でこんな記事を発見しました。"YouTube's making millionaires in the lower ranks"。YouTube の受付嬢が得た Google 株は、US$ 1.3 million 相当、との事。YouTube 創業者の二人が今回の買収劇でそれぞれ3億米ドル以上の Google Stock を手に入れた事は既報の通りですが、YouTube 社内で Stock Option をもらっていた他の従業員も、当然の事ながら総額 16.5 億米ドルとなった Google による買収の恩恵を受けている訳です。同記事によると、受付嬢以外でも、広報担当のチーフが US$ 4.9 million、顧客サポート担当が US$ 4 million、UI デザイナーが US$ 8.9 million、と、景気の良い話が続きます。そして、YouTube を支えて来た VC の Sequoia Capital の Google Stock は US$ 442.3 million 相当との事。米国 IT 企業買収劇の迫力が、こうした数字からも伝わって来ますね。
昨晩(1月21日夜)放送されたばかりの、NHK スペシャル「グーグル革命の衝撃」が、早くも Technorati Japan 注目キーワード・ランキングの10位に登場(追記:22日午後4時過ぎには、4位に浮上。23日は1位に。)。ブログ界での視聴率は、事前の話題性もあって高かった様ですね。当方もひとしきり見ましたが、どちらかというと(一般に放送されるTV 番組なので仕方無いという事はありますが) ビギナー向けの、新規情報が限られる総括的内容に留まっていましたね。NHK スペシャルの知名度、取材力をもってしても、グーグルの表層をなめるだけの内容になってしまったのは多少物足りない気もしますが、やはりガードが固い、という事なのでしょう。TV 初の長期取材、という割には、Google 米国本社の核心に迫るというよりは、周辺事象から Google のビジネス・モデルや事業方針を炙り出そうとする編集になっていたと思います。創業者のラリーとセルゲイが登場せず、CEO のエリック・シュミットが語るだけでは、グーグルの核心に迫る事は出来ません。やや恐怖心を煽る様な編集方針になっていたのも気になりました。次回は、Google の経営層から従業員迄、社員インタビューを多数織り交ぜた内容になると面白いのですが。